🔞脱毛ブームに警鐘を鳴らしたい

 

電車の中吊り広告、YouTubeの広告…などなどあらゆる媒体を通じて「脱毛広告」を見かける。もはや見ない方が無理なくらい視界に入り込んでくる。

先に言っておくが、僕は男女共に脱毛否定派である。でも脱毛するなとは言ってない事も言っておく。

 

脱毛といえば昔は女性用が多いイメージだったが、ここ1〜2年は男性脱毛のCMもかなり多くなった印象を受ける。

 

そんな男女の脱毛事情に関して、あくまで個人的な意見ではあるが切り込んでいきたい。

 

目次

1.美容の時代

2.君の名はムダ毛

3.昨今のVIO事情

4.アンチ○○○○同盟

5.今後の課題

 

1.美容の時代

女性は言うまでもなく、美容に気を遣っているのが「当たり前」になっている時代だが、

今は男性も美容液を購入したり、それこそ脱毛したり不潔に思われないように手入れする人が増えたと思う。

 

昔は男は日焼けしてなんぼみたいな、日焼け止めクリーム1つ持ってても女々しいと思われる時代だったが、むしろした方が良い印象を受けるまで変わってきた。

 

今後はもっとその美容意識が高くなっていくと思っている。

男性もネイルをしたり、化粧する時代になっていくかもしれない。

それに伴っていわゆるムダ毛を脱毛するのがエチケットまでなっていく流れになるのも時間の問題じゃないかと危惧している。

単純に「毛」=不潔に見える という印象があるからのように思える。それが「ムダ毛」の宿命だ。

 

2.君の名はムダ毛、可哀想である

毛は元来、体温調整、摩擦などの外的刺激から皮膚や粘膜を保護するために生えていた。

しかし、衣服や冷暖房施設などの発達で「機能」的にも「見た目」的にも必要性が無くなり、文字通り「ムダ毛」となってしまった。

 

しかし、人間というのはエゴな生き物で決して全ての毛が不必要と言っている訳ではない。

 

頭髪(髪の毛)や、まつ毛などはしっかり生えていた方が好印象である。

坊主の人は毛を処理しているから好印象ですと言う女性はほとんど見たことないだろう。

すねがハゲだと好かれるのに頭がハゲだとイジられるという、しっちゃかめっちゃかな世の中である。

 

また、鼻毛は外部に露出しているとよろしくは無いが、粘膜の保護、体内に病原菌の侵入を防ぐといった意味では機能的には必要な毛ではある。

脱毛の時代とはいえ、流石に全部抜くような愚かな人間はいないだろう。

 

眉毛は汗などが目に入らないように堰き止めてくれるといった機能的部分と、無いよりある方が顔の印象が柔らかくなるので、絶対に必要な毛という訳ではないが、完全に抜く人よりある人が多い。

しかし、眉毛をボーボーに伸ばしているよりかはある程度整えておいた方が清潔に見えるのは確かである。

眉毛は時代によっても変化しており、平成ではどちらかというと細めな眉が流行であったが、

今はどちらかと言えばナチュラルめなどちらかというと太めな眉毛がトレンドになっている。

 

ヒゲは一部の似合う男性には重宝されているが、多くの人はすぐ生えてくる処置の面倒さもあり「ムダ毛」と捉える人も多いだろう。

男性で脱毛したい部位となるとヒゲが上位にランクインするはずだ。

 

後は、脇毛、胸毛、腕毛、指毛、へそ毛、尻毛、もも毛、すね毛

これらはムダ毛と呼ぶ方がほとんどだろう。

男性の中でも個人差があり、脱毛せずとも生えてない方もいれば、全身ボーボーの方もいれば、一部だけめちゃくちゃ生えてるみたいな方もいる。

 

私はすね毛だけ結構生えているが、その他の毛はそこまで生えていない。

もし彼女が出来て不快だから脱毛して欲しいと言われれば、すね毛は処置するか検討すると思う。

 

女性でも上記の毛は男性ほどでは無いとはいえ容赦なく生えてくるし、体毛が濃い女性は体毛が薄い男性より濃い人だって少なからずいるだろう。

 

残念ながら男性は上記の毛が生えていても世間に咎められる事はないが、女性が生やしていると身だしなみとして不適切だと扱われる。

 

もはや機能的にも死んでる毛なので、なんで生えてくるんだよ💢と嫌悪を抱く女性が多いだろう。

でもエチケットとして剃らなければならない。

僕が勝手に思う女性の大変だなと思う部分の1つである。

 

3.昨今のVIO事情

今の中で話題を逸らした毛があるが、それが今回の本題でもある陰毛だ。

陰毛と言えば響きが良くないが生えてる部位、形状からVIOと呼称される事が多い。

 

その響きならあら不思議、VIO脱毛というワードは電車の中吊り広告でも堂々と出せる訳だ。

 

その陰毛を全部剃った人の事を誰が名付けたかは知らないがパイパンと人は呼ぶが、この章では「無毛」と呼ばせていただく事にする。

 

実際問題「無毛」の人はその広告の効果もあってか増えたような気がする。

顕著なのは新人AV女優で大半が何と無毛、生えていたとしても気持ちだけみたいな女優が多くなった。

 

また男優に関しても剃ってる人を見かける頻度が高くなって驚いた。銭湯でも剃っている人をたまに見かけたりもする。

とはいえ、男性の場合はまだまだ無毛の人や形を揃えて整えてる人もまだまだ少ないのは事実である。

広告で「ただいまお尻脱毛する男性が足りません!!」っていうぼやきから始まるが、至極当然で需要が全然無いからなのである。

 

なぜ、女性の無毛が増えているのか…。

これは男性の「過激なフェチズム」がそうさせていると私は考えている。

 

今から偏見という事実を語っていくがご了承いただきたい。

そして私が「陰毛フェチ」である事を踏まえて話を聞いていただきたい。

 

パイパン好きな男は案外多い。

第一に毛を「穢れ」だと思っているからだ。穢れは「毛刈れ」から由来されているんだって。嘘です。

 

別にそれは良い。

 

ただ、無毛にする事を強要する男。てめーはダメだ!

パイパン以外はあり得ないと全否定する人がパイパン好きの人間にあまりに多過ぎる。

 

パイパンとは少年少女のまま、ありのままの姿。パイパン好きの性癖裏メッセージとして「童心でいたい」というのがある(ような気がする)

 

元々少年みたいな人間もいれば、社会のしがらみによって押し殺した反動によって生まれた者もいるかもしれない(推測)

嫌な事には嫌と言う。正直で少年の心がパイパン以外を拒絶させているのだ。

 

この他を認めない過激派のせいで何が起きているかと言うと、

風俗やアダルトビデオなどでは無毛の人には備考欄に「パイパン」が付いており、間違えても陰毛の生えた人を出させないような徹底された配慮がなされている。

 

逆にパイパンと正反対の「剛毛」とか「毛アリ」などの備考欄って風俗では一切無い。AVではコアなフェチ扱いで紹介される。

しかも、備考欄にパイパンが書いてないからってその人に毛が生えているとは限らない。

 

でも陰毛好きはパイパンでも怒らない。

毛で大事な物を隠すかのように性癖までも心を毛で覆ってしまっているのだ(適当)陰毛好きは自分の意見を殺してしまう癖があるのだ。

 

だから声の大きいパイパン好きだけが世間の声だと勘違いしたその手の界隈が誤った方向に動き出して、皮肉にもそれが日本人の悪い癖である「みんなやってるし私もやらないと…」という流れに繋がっている事を危惧している。

 

そして悲しくも声の大きいパイパン好きは次々と呼応し更に大きな声になって、パイパンブームは加速する一方だ。

しかも剃っている人が好きというのは、清潔な人が好きとも言い換える事が出来なくもなく、陰毛が好きと言う人よりもいやらしさが少ないために割と堂々と言えちゃうのが余計にタチが悪い。

反論が性癖でしか闘えないから言いづらいのだ。

 

 

4.アンチパイパン同盟

とはいえ、このままパイパンの海に呑み込まれる訳にはいかない。そう、僕は警鐘を鳴らしに来たのである。だから身を削ってまでパイパンのアンチを請負いに来たのだ。

陰毛が性癖だと暴露したのも必要な犠牲と言える。

ちなみに僕は陰毛の良さを陰謀論のように陰毛論を語る事が出来る。聞きたい方は文字に残らない所でゆっくり教えてあげるから、後で来なさい。

 

まあ、一言でまとめようか。

パイパンにはどこか露出狂のような、局部を堂々と見せびらかしているかのような恥じらいや品性の無さを感じる。局部からヤァ‼︎コンニチハァ👐って誘われてる感じ。

陰毛で隠す事で奥ゆかしさがあらわれる。照れて顔を赤らめてるかのような。あとは想像にお任せさせておこう。

 

僕は風俗に行けば、相手がパイパンであれ、そうじゃない人であってもまずはその経緯を聞き、近頃の脱毛事情、そして男性側の意見、エピソードなどを話の延長線上で聞いたりする。

まあ身近な人とはそういった話はできない。ある意味、裸同士で且つ他人にだから気兼ねなくできる話だ。

 

自分からパイパンにされていた方も当然いた。

理由は邪魔だしいちいち剃るのが面倒だから。実際そういうあっさりした方も多いと思う。

だが、お客さんの要望で仕方なく…とか、自分の売り出してるキャラに陰毛が合ってないとか、まさしく今のパイパン需要を考えて…など自分の意志では無い消極的パイパンの方もいた。

 

一方で生やしている方もいたがVIOで言えば少なくともOは自身であるいは脱毛されていた。さすがにO周りはエチケット的に剃らないといけないらしい。

それでもVやIゾーンを生やしている人はやはり理由としては全て剃るのが面倒だから、お金をかけて脱毛する必要性が無いからというのが多かった。

また、男性のフェチズムを理解して残しているのだという方もいた。

自分の意志で決断している分、思い切りの良さがあり聞いてて心地よかった。

 

その中でも「絶対にパイパンにはならん」という強い意志を持ったアンチパイパニスに出会った。

その人は元々パイパンが嫌いで、見せびらかすものでも無い局部をわざわざ見せて恥ずかしくないの?という理由で僕には凄い納得できた。

でも無秩序に生やすのもまた見た目としても良くないので整えてはいるとの事だった。

 

なぜここまで過激になったのかというと、パイパン好きからパイパンじゃない事に勝手に萎えられて気分を害されたかららしい。

そんな人に靡いて屈してたまるかと、私はたとえ店から剃れと言われても一生剃らないからな!と語気を強くしていたので、激しく同意し自分なりの理論を語っていると

「初めて肯定派に出会えた!めっちゃ嬉しい!」とその日1番盛り上がった会話になった。そしてその人と僕は「「アンチパイパン同盟だ!」」と握手をし、同盟を組んだのだった。

 

…でも違う、肯定派は本当はいっぱいいるはずなのだ。ただその会話の内容自体が憚れるから少なく感じるだけなのだ。

このままおとなしくパイパンブームを黙って見過ごせというのか…。

 

声を大にして言えないのなら

文字を大にして書けばいい!

って言っても多分僕が変態だなーと思われるだけだろうね。

でもこういう人がいるんだと心の片隅に置かれていれば本望である。

 

5.今後の課題

これだけ語ってきたが脱毛するなとは一言も言ってない。パイパンにしたいならパイパンにすれば良いと思う。

僕が気に食わないのは、脱毛を他人に強要する人だ。そして、周りに合わせて自分の意思も無くそれとなく剃ってしまう人だ。

 

僕だって理想を言えば体毛が濃い女性が好きなので腕毛とかひげとか正直生えてたら興奮しちゃうけど、強要させようだなんて微塵も思わない。

人の性癖に合わせるなんてそれはオモチャにされてるのと同義だから。

 

 

世の中には本当に色んな人がいる。それは段々と受け入れられる時代にはなったと思う。

しかし、色んな人がいるんだから受け入れろと強要するのは本当の意味の多様性ではない。

 

周りに捉われずただただ自分が心から満足のいく生き方を1人でも多く出来る環境。それが本当の多様性だ。

 

息詰まる現代社会、がんじがらめになってどうしようもない人こそ、脱毛…ではなく、心に絡まったしがらみを断ち切って裸になってみてはどうでしょうか。

上手く言えたつもりだけど多分これ、1日置いてこの文章見たら死ぬほど恥ずかしいやつだ。

 

でもいいんだ、言いたい事を言えたんだ…。今の僕は世界で1番清々しい。

 

そんな清々しさを1人でも多く感じられる社会に。

 

 

 

〜完〜