2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

茨木現場物語 〜エピローグ〜

引渡しが終わりぞくぞくと引越し業者が部屋に入っていく姿を見ると、もうこの物件を手離したんだなぁ、自分達の物じゃ無くなったんだなとちょっと寂しい気持ちになった。 また、所員では次席、三席の私、四席である後輩以外は2月末でそれぞれ違う現場へと旅…

茨木現場物語④〈働く意味〉

足場解体が終われば一気に外周り、部屋の中を仕上げにかかる。そして一通りの社内、事業主の検査をクリアすればとうとうお客様に実際に見てもらう。そして書類提出など完全に終われば、管理会社へ引き渡しとなり、お客様の引越しが始まっていく。 その一連の…

茨木現場物語③〈折り合い〉

屋上までコンクリート打設が終わる事を上棟と言う。これがちょうど2022年のお盆前に完了した。 今回はそこから足場解体までの2022年8月から10月までの短い3ヶ月の間の物語である。 外部からの刺激 第二章までは身内と関わる事が多かったので身内じゃない人と…

茨木現場物語②〈一筋の希望〉

2021年10月〜2022年7月にかけて、現場はサイクル工程に入っていった。 サイクル工程とは、マンションでいえば2階から最上階手前までの躯体工事で多少の違いはあれど1フロアずつ上げていく流れの掴みやすい工事の事を指す。 だから暇なのかと言えばそうでもな…

茨木現場物語①〈限界、そして迷走〉

※事務所に掲示されてる教訓。 まずは強い男になろう。そう心に誓った… 1週間の長期休暇をもらい、2021年4月…僕は二つ目の現場、茨木へと足を運んだ。 前よりも規模が大きいマンションでⅠ期である東、そしてⅡ期の西と2つに分かれていたのだが、僕はⅡ期の西担…

茨木現場物語 〜モノローグ〜

ついに茨木現場の引渡しが完了した…。それはつまり、新たな旅立ちとこの現場の別れを意味する…。 3月にもなり、少し働く時間も落ち着いてきたという事で茨木で働いた2年間をこのブログに納めようかなと思う。 ただ全て一度に書いてしまうと膨大な量となるた…