『B'z 歌詞が重たい曲』ランキング👑〜後編〜

 

くみこ、(以下く)「今からB'zの歌詞が重たい曲ランキングの後編をやっていくらしいよ。」

 

ぺい寅(以下ぺ)「前編を見てない方は前編から見るのがおすすめだぜ。ま、このノリについていけるなら後編からでも大丈夫だぜ!

 

じゃ、6位から発表していくぜ!」

 

 

 

6位 LOVE PHANTOM

 

 

く「この曲は知ってるわ!イントロがめちゃくちゃ長いやつでしょ?」

 

ぺ「その認識でいいと思うぜ!1995年に発売されたんだ。ちなみにランキングで初めてのシングル曲だぜ!

君のためなら全部捨ててしまえる一途さ、そして僕の全部をあげようとする身勝手さ、なんなら自分にとっての君の万能の幻、つまり理想の君を作っては現実のズレを許せなくなっていたおこがましさ、全てが重いぜ。

 

特にラップの部分、

君がいないと生きられない 熱い抱擁なしじゃ意味がない ねぇ2人でひとつでしょyin and yan(←君と僕という意味らしい)

君が僕を支えてくれる 君が僕を自由にしてくれる 月の光がそうするように 君の背中にすべり落ちよう

 

そりゃあそんな重たい歪んだ愛が君の背中にすべり落ちたら(そして私はつぶされる)に決まってるんだよね。」

 

く「重いのもあるけど最初から最後まで独りよがりというか一方的なのよね。

有名曲だったけどそういえば歌詞をそこまで見たことなかったわね。こんな重たい曲だったとは。」

 

ぺ「とうとうベスト5まで来てしまいましたね。生半可な気持ちで見てたら圧死されるから覚悟するように…!」

 

く「え?『歌詞の重み』という概念で押し潰されるってこと??ヤバそうだなあ(棒)」

 

5位 それでも君には戻れない

 

く「また重たい接続詞ランキング1位(※個人の感想です)『それでも』を使ってるじゃない?」

 

ぺ「8位の『それでもやっぱり』でも使っていたようにこの接続詞がつくと重たくなりがちなのかもしれないね。

 

歌詞自体はありがちな冷め切った関係だった2人。君から一方的な別れを告げられ1人になるんだよね。

最初はいなくなってむしろせいせいしたみたいに振る舞ってるけど、だんだん居なくなった事の大きさを知るんだな。

心ここに在らず状態になり、煙草に手を出して、終いには君の良い思い出ばかり浮かんできては後悔の念に苛まれる救いのないエンドだな。」

 

く「1番のサビ いなくなった君の影さえも忘れてる 涙も出ないほど二人乾いていたの と、2番のサビ いなくなった君が華やかな影になり 愛しさを増してゆく疲れた僕の中で

が、ベタだけど対比になっていて美しいわね。

あと、それでも君には戻れない を2回言うところはまじで耐えられない…ちょっと見てらんない。」

 

ぺ「言いたかったことをそのまま言われたぜ、最初は飄々としているのに最後は泣きじゃくってるような落差で重さを表現しているわけだね。

この曲は1991年のIN THE LIFE というアルバムの1曲で30年以上前の古い曲となっているぜ。」

 

く「ラブファントムしかり、古い曲が多いわね。」

 

ぺ「今でこそB'zは応援歌のイメージが多いけど、昔はなかなかえぐい恋愛曲が多めなのでランキングも古い曲が多い傾向にあるってわけだ。」

 

く「それって、あなたの感想ですよね?」

 

ぺ「そうです。はい、次行きましょう。」

 

4位 Don't Leave Me

 

ぺ「この曲も最初は飄々と澄ましてたのに最終ズタズタになってる重々曲ですね。」

 

く「最後の、身を切り血を流しても癒せないpain はちょっと生々し過ぎて今までとは比べものになない重みを感じられるわね。」

 

ぺ「恐ろしい事にこの曲はシングルで1994年に発売されております。」

 

く「この曲も古いじゃん。説立証じゃん。」

 

ぺ「サビがDon't leave me〜で始まるんですけどそれより前は本当にまじで、フラグか!と思わせぶりな歌詞満載なんですよねー

たとえば、惜しくない君を失っても 本気で思った いい気分で坂を転がり

欲に任せて生きていくのは意外と簡単なgame of love コ…

 

く「いや、もう全部歌おうとしてるじゃん!」

 

ぺ「こんだけ澄まし顔で生きてるような歌詞からいきなりサビで、離れないで〜!ってなってるのは笑止千万だね。ざまあみろって気分だ。」

 

く「似たよなこと何度も繰り返していったいどこに辿り着けるの tell me baby も、別れて胸が痛いのにいつか忘れるからこそまた繰り返しちゃうんだよ。

どいつもこいつも主人公は学ばないやつが多・す・ぎ・る!(米倉涼子ボイス)」

 

ぺ「メンヘラチックな重い曲はなかなか聴いた後もダメージ響くから結構キツイな…

 

ほな、堂々の3位!発表していきますか!!」

 

3位 SNOW

 

ぺ「この曲は前編の11位、傷心と一緒のミニアルバム FRIENDS IIの1曲だぜ。コンセプトである冬の恋愛曲というのを忠実に表現しているな。」

 

く「うわぁ…歌詞やば、あのときどうしてうそをつかなかったのだろう 偽りばかりで暮らしてたはずなのに うわぁ…百人一首の現代語訳とかにありそう。」

 

ぺ「いや、たとえが独特なんよ…全体的に女々しい仕上がりになってるぜ。珍しく稲葉さんが全歌詞裏声で歌ってるぜ。聴いた方がドシンとくる重さがある曲だな。」

 

く「雪はしんしんと降ってるようなイメージなのにね。」

 

ぺ「この主人公は失恋前も溜め込むタイプの性格だったんだろうぜ。

で、何かをきっかけに爆発しちゃって失恋して1人きりになっていつにも増して溜め込んじゃってるもんだから、曲終わった後もこの主人公大丈夫なんかな?と不安になるんだよな。」

 

く「曲後も考えさせられちゃうもは思わせぶりね。いやぁ、安定の重さで安心したわ。」

 

ぺ「2位はやばいぞ。タイトルからここまで重いのが伝わるのはこの曲がダントツじゃないかな。」

 

く「そんなハードル上げて大丈夫?」

 

2位 こんな時だけあなたが恋しい

 

く「えっぐぅ…きっつぅ…『それでも』を超える重ワードがあったとは…(震)」

 

ぺ「この主人公は一向に前へ進もうとせず一切の現実を拒否してるなかなかの引きずり方をしてるぜ。

 

根拠は時間はひんやりと固まって の歌詞、主人公の中では別れてからの時間が止まったままなのだ。

だから非情にも時間が流れる描写として『太陽(おひさま)』の光をここでは出している。

 

普通なら光というものが差し込めばプラスの明るい表現に導いてくれるけど、この曲はそうもいかない。

光は差し込むが葉の陰は冷たい、おひさまがどんよりとのしかかって、夕暮れに飲み込まれそう

これらは主人公が現実逃避してるからこそ時間を象徴するものが重たいものに感じるでしょう。

 

また、太陽をたいようじゃなく、おひさまとポップに表現してるのにその光すらも重みに感じるほど主人公は重症なんだなと見てとれる。

 

あと、好きな歌流しても今は無愛想な音符の羅列という表現の仕方はエグい。相当精神病んでる。」

 

く「君がこの曲好きな事は分かったよ。この曲もあなたのデータが示しているように古い曲そうに見えるけど?」

 

ぺ「2021年だぜ…」

 

く「えっ??」

 

ぺ「そして、冬の恋愛をコンセプトにしたミニアルバムFRIENDSシリーズの三作品目、FRIENDS IIIだぜ。

なんと、1996年から25年ぶりに出てるんだぜ。」

 

く「今の私の年齢分まるごとじゃん…えぐぅ」

 

ぺ「57歳が書くもんじゃないよ、こんな鈍器みたいな重い歌詞を書くんじゃない、狂気というな名の凶器だぁ!!」

 

く「おひさまをこんな重い表現するのはこどももびっくりよ。

もう、お腹いっぱいよ、1位を出すのはもうやめて。私のライフはもうゼロよ!」

 

ぺ「そんなあなたに朗報!」

 

く「え?」

 

ぺ「1位の前に…番外編を紹介します!!」

 

く「え、じらさないで…早く殺してくれぇ…」

 

番外編 Overture

 

ぺ「この曲が番外編なのはB'zではなく、稲葉浩志さんソロの曲だからだぜ。

そして、2002年の曲でアニメ『名探偵コナン』のエンディングにもなった知る人ぞ知る曲なんだぜ。」

 

く「知らないわ。」

 

ぺ「まあ、コナン観なかったら知る由もないけども…。そして、もしこの曲がB'zの曲だったとしたら間違いなく重たい歌詞ランキング1位になってたでしょう。

 

く「いや、本編の1位まだ発表してないのにそんなこと言っちゃっていいの??」

 

ぺ「いいんだぜ。本編の1位は重いの概念すらも通り越してるブラックホール曲だから大丈夫なんだぜ。」

 

く「(意味分からんねんけどまあいいや)じゃあこの曲の重いポイントはなんなの?」

 

ぺ「まず王道のたばこ吸っちゃうとこ、気が楽になった気がしたと一度安心させといて、

でも違うなにか違ううまく笑えない で視聴者をどん底に陥れるとこだな。

あ、こいつやべえって。

こいつ、一回は決心するのに君がいない現実を振り返るや否やすぐに萎むんだよ。

まじで1人じゃ何も出来ないやつ過ぎて聴いてるこっちがもどかしくなる。

 

そして最後のサビよ!

 

今なんだよ 何かを始める時なんだよ そうだそうだ!

心細くてもやりきれない夜を超えて辿り着こういつの日か いいよ!いいよ!その調子!頑張れ!

 

僕の描く世界の果てに うんうん!どうする?

 

そしてそこに待ってるのは うん?

 

 

君であってほしい おい!!!

 

Ah 君だったらいいのに おいおい…ダメ押すなて笑

 

ありえないとして もぉーーー⤴︎(超絶裏声)やめろよ?絶対やめろよ?

 

君であってほしい ああ!もう!やってらんねぇ!!ドンドン(台パンの音ぉぉ)

 

こいつ君に一生縛られる呪い憑いてるわ、存在が特級呪物だわ。付き合ってらんねぇ。」

 

く「感情がビッグバンしてるわね、まあ確かに応援してたのに裏切られた気分になるわね。」

 

ぺ「発散したところで堂々の1位を発表するぜ。」

 

く「お願いします。」

 

ぺ「ドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルーーーーー」

 

く「そこセルフでやるんだ」

 

ぺ「ドン!!」

 

 

1位👑 闇の雨

 

ぺ「この曲は1994年、The 7th bluesのアルバムからの1曲、他にも4位のDon't Leave Me、10位のLOVE IS DEADを輩出した重たい歌詞の名門校ともいえるアルバムですね。」

 

く「確かに近辺でランキングノミネートした曲心なしか多いような気が…多分、稲葉さんになんかあったんでしょうね。」

 

ぺ「この歌詞は結構特殊で最初は男性が主人公なんだ、そして1番のサビから主人公が女性入れ替わるんだぜ。」

 

く「なんでそんな事が分かるの??」

 

ぺ「稲葉さんは二人称が明確に性別で分かれており、『きみ、あいつ、お前(など)』は男性が言うのに対し、『あなた』は女性が言う台詞になっているのだ。

という事を踏まえると

 

きみはひとり車拾いシートに体をあずけてる『きみ』は女性で

今日まで傷つけた人のことなど想わない は男性側の台詞と読み取れる。

 

そして、あなたにもうすぐ逢える の『あなた』は男性の事なのでここから女性が主人公に入れ替わってるのだ。(※諸説あり)」

 

く「なるほど、そんな方程式があったのね。言われてみれば…って感じで今まであんまり考えてなかったけど矛盾が見当たらないから正しいんだろうね。」

 

ぺ「まあ、ぼくの説が正しいと前提して話すけど

この女性はずっと男性の言葉や抱いてくれたことを信頼してそれだけを頼りにすがって生きているんよね。

 

ここではっきり分かる事だが、男性は完全に女性に気がない。

今日まで傷つけた人=女性の事だとするとその女性のことを想わないって言っているのだからエグい。

だってもう最初に報われないと分かっていながら最後まで曲を聴かされるこっちの身になってくださいよ。

 

つらいことだけすべて雨が流してくれる なにもかも捨てられると涙見せてくれたから

 

男の薄っぺらさがなおさら女性側の重たさに拍車をかけてるんですよね。

だって空虚を愛し続けているわけでしょ?耐えられんって。

 

笑顔浮かべてるはず きっといてくれるはず

 

やめてくれぇぇぇぇ!!!はずっていうこの自信にも不安にも取れるような言い回しやめてくれぇぇぇ!!!」

 

く「でも最後どうなるかわかんないよね?

 

待ってるはず 闇の向こうに あなたはいるはず…    で終わってるんでしょ?

 

これって、もうこれ以上解釈のしようが無いんじゃ…」

 

ぺ「いや、もう答えは出ているんだぜ。」

 

く「いや、歌詞では断言できなくない?」

 

ぺ「歌詞だけでは判断できないのは正しいんだぜ。なにせ、笑顔浮かべてるはず きっといてくれるはず と歌い終わったその後、1分弱のアウトロが流れる。」

 

く「!?」

 

ぺ「最初こそは希望を持ったような明るい曲調だったが段々と陰りを見せ始めていく。そして終わる頃にはもう真っ暗を彷彿とさせるような暗いメロディと消えかかるようなかすれた歌声で

 

待ってるはず 闇の向こうに あなたはいるはず…

とか細く終わってゆく。

 

文だけではこの物語の行方は分からないが、メロディと歌い方で男性はもう2度と現れないバッドエンドが確定してしまうのだ。

 

こんな鬱な終わり方…あまりに希望が無さすぎてツラい、切なすぎる…。」

 

く「そんな仕掛けがあったなんて…やっぱこの時期の稲葉さんって病んでたんじゃ…」

 

ぺ「そう言われてもおかしくないくらい1位にふさわしい測定不可能、ブラックホール級の重々しい曲だったぜ。」

 

く「…にしても歌詞だけじゃ分からない。聴いてみて初めて答えが分かるみたいなのってまさしく歌だから出来る事だよね。歌詞解釈って面白いわね。」

 

ぺ「君にその良さが分かってくれて僕は本望なんだぜ。聴いた事ない人は一度でもいいから聴いて欲しいなと宣伝でもしておくぜ。」

 

 

〜まとめ〜

 

ぺ「12曲発表しましたがいかがだったでしょうか?ちなみにランキングをおさらいしていきますと…

 

🥇 闇の雨 (1994)

🥈 こんな時だけあなたが恋しい (2021)

🥉 SNOW (1996)

4位 Don't Leave Me (1994)

5位 それでも君には戻れない (1991)

6位 LOVE PHANTOM (1995)

7位 今では…今なら…今も… (1990)

8位 それでもやっぱり (2018)

9位 愛しき幽霊 (2018)

10位 LOVE IS DEAD (1994)

11位 傷心 (1996)

12位 夢の中で逢いましょう (2009)

 

となりました👏👏」

 

く「いや、拍手できる感情を今持ち合わせていないのよ。」

 

ぺ「まあ比較的最近の曲もあった中、全体的には90年代の曲が多いという結果になったかな?」

 

く「それって、自分がよく聴いてる年代とか好きなアルバムからたまたま取ってきただけでしょ?」

 

ぺ「ちゃんと全曲の歌詞を網羅してるのである程度の信用はあっていいと思うよ、あくまで個人的な感想でランキングは付けさせてもらってるけどね。」 

 

く「これで結局何を伝えたかったわけ?」

 

「表の意味では僕の好きなものを知って欲しいという自己満足的な欲求を満たすためだね。

上手いこと布教できてB'zの良さを1人でも多くの人に知られていけば本望だし。

 

裏の意味では、こういう『好きなものに対する愛情表現』って多かれ少なかれ出していった方がいいと思うし、みんなの好きな物…でも人でもいいしこんな感じでプレゼンしていった方がいいと思うんよ。

自己満になるだけかもしれないけど自分だけでも満たせる事が出来たのならそれで十分な事じゃない?」

 

く「いやぁ、くそ真面目か!」

 

く「…かく言う私も初めて会話形式でブログの進行をやらせていただきました。

正直この形式の方が文章を作るにおいては楽ですね。

1人の形式でつらつらと説明するのは単調になるし、飽きさせないようにするボケとツッコミを1人で回さないといけないんですよね。

 

それに比べて2人の形式ににするとボケとツッコミの役割をそれぞれに割り振ったり、長い文章も一度相槌を入れる事でカットできたり、何より推敲時間がめちゃくちゃ短くて済んだのは大きいですね。

なにせ、今日起きてから約10時間ぶっ通しで前編と後編を書けてる訳ですから、こういう趣味的なブログを投稿する時は今後もこの形を取らせていただこうかなと思った…くみこでした。」

 

ぺ「いや、君も真面目に書いとるやないかい!」

 

ぺ「まあ、こんな会話形式の文章を1人2役で書いている事自体が1番クスッときますけどね(笑)」

 

く「(それはそう…)…以上をもちまして、ぺい寅さん!遠方からはるばるコラボして下さってありがとうございました!!👏👏」

 

ぺ「いや、徒歩0分心の中にいますから!」

 

く「もしかして、シルバー川柳されてましたか?」

 

ぺ「いや、徒歩0分〜がたまたま5・7・5になっちゃっただけですよ…って、いやそもそもシルバーでもないしそんな真空ジェシカさんの二番煎じみたいなボケやめて下さい…共感性羞恥で死にます。」

 

ぺ「…って、こんなくだらないボケも1人で作ってるんですよ?正気じゃないでしょ?くみこさん?」

 

く「それ以上はやめろぉぉぉ!!!!

読んでくれたみんな!!ありがとおおお!!!!(この勢いのままに2022年と共に消えていったとさ)

 

 

〜後編(完)〜