2年目になって1週間〜


おつかれすーくみこですー


ってなわけで春が訪れ2年目突入です。ほぼほぼ初心者みたいな僕ですがもう新入社員が入ってきたなんて信じられないすねー


ちょうどのタイミングで現場も新しく配属され、1日目の朝は本社で辞令をいただいた。残業を減らすように工夫しろと偉いさんや人事に言われたがそんな綺麗事は僕には響かなかった。


一応噛み付いてはみたものの結局自身が手際良く頑張れとか、今は我慢するしかない、などまあありきたりな返答だったのでま、そっすよねーとうんうん呟いて個人面談も終わった。


僕が今から頑張る現場は茨木市の某作業所、前の西宮市の現場と実は移動時間は変わらなかったりする。なので起きる時間も変わらない。近い現場もあるのに…まあでも寮から1時間ちょいではいけるので、ま、えっか。


「よう、木村!これからお前が躯体見てかなあかんのやぞ、全部放り投げるから頑張れよ!」と見上げたら身長190近くあるスタイル良い男が僕に挨拶してきた。

一度会ったことのある、彼も今日から同じ現場で働く6年目の先輩だ。コミュ力が化け物で知的で有能なAB型、五条悟じゃないか。いや、五条悟はAB型かは知らんけど絶対ABやろアイツは…(笑)

お酒が苦手で飲まないところとかもマジで五条悟やん。どうでもいいけど年齢も五条悟と一緒だったりする。ほんまにどうでもいい情報ごめんなさい

(五条悟を知らない方はネットで調べて下さい。呪術廻戦の代名詞的存在です。)

なかなか厳しい一言を貰いつつ自主的に色々とやっていればその度に教えてくれそうな優しそうな先輩だった。


ひとまずその五条悟とこれまでの現場の話や恋愛の話をしていたら新しい現場に辿り着いた。

駅からは遠いものの、現場の向かいにはでっかいイオンがあり、ごはんから薬局、100均や電化製品まで何から何まであるという優遇ぶり。前は自動販売機すらめちゃくちゃ遠かった事を考えるととても現場人間にはありがたい。


現場は既に上棟している東街区工事と現在杭工事をしている僕が携わる西街区工事の現場2つが並立してあるのでとても広い。事務所は現場内にあり東と西どちらの人間もいるので大変人が多い。

事務所のお姉さんが30代後半の眼鏡のおとなしいタイプで僕の好みである。(どうでもいい)


だが、それ以外は全員男性だった。いや、落ち込んでるように書いてあるけど事務所のお姉さんがいる時点で(以下略)

新しく用意されたデスク…の向かいには何と、僕の同期のヤツがいた。

ヤツ…という言い方は適切ではないが、同期の中で唯一同じマンション(のしかも僕の家の真下)に住んでて正直同期の中で1番仲が良い。まあ本当は知ってたんだけど改めて現地で確認して安心した。


そして携わる西街区のメンツもみんな優しそうだった。

4年目(派遣)の人は一つ一つ教えてくれて優しい。半年付き合ってる彼女がいる。

8年目の次席は相当真面目でマメな人である。が、怒る事なんてほとんどないしマメ故に丁寧で論理的な説明をしてくれる。

既婚者である。

言葉足らずで有名な僕の説明もきちんと汲み取っていただけるのでストレスレスなのである。

もう1人の派遣の方は12現場目という大ベテランでかといっておこがましさとか全然なく低姿勢で優しい。

所長はちょうど50歳あたりで今までの所長の中では1番発言が多い。というのもそもそも所長が現場好きという側面もある。毎日現場に出向いている気がする。

同時に前は18年目が次席だったのであんまり干渉しなくても進捗できたが、今回8年目という若手が次席をやっているのもあり所長が前に出ないとやっていけない場面も多いのである。

ちょっとケチなのが玉に傷であるが、現場の利益のためなら多少仕方ない気がする。歩くスピードが速く、所員をごぼう抜きするとちょっと喜んでた。かわいい。

と、五条悟の6人体制でこの現場は動くことになる。

このメンツの中では五条悟先輩が異質で打ち合わせなどの無駄な時間や非合理的なやりとりを異常に嫌っている。

そういった大胆さや強く出れる姿勢は羨ましい。それほど優秀であり自信のある方なのだろう。しかもトークも達者な事からものすごく職人さんとも仲が良い。

ただものすごく他人に高水準を求めているので対優秀じゃない人との相性は良くないかもしれない。

劣等を感じつつもその先輩には無いものを僕は持ってる。持ってるのかな?なんか優しさくらいしかない気がする。ちょっとトーク力つけないとな。


先ほど6人体制と言ったがなんと…新入社員が1人この現場に入った事が確定したのである…。

このブログ書いてる最中だよ。ほんとホットな話題。

最初打ち合わせした担当割り振りからまた大幅変更である。

前の現場ではコンクリ、ゴミ関係、安全関係や出面管理などをやっていた。

そして今後は安全関係、環境関係、出面管理、コンクリ、ゴミ関係のほかに仮設関係(足場)、外装関係(左官、タイル、吹付、シーリング、ガラス、手摺、長尺)をやる予定だった。


それが一年が入ってくるとなると…まずは安全関係、コンクリを「引き継がせる」必要がある。つまりそれの何を意味するというかと言うと教えないといけないわけだ。

コンクリなんてギリこなしてきたレベルでまだまだ教えてもらわないと厳しいぐらいである。何なら仮設も教える必要があるのだ。

まだ何も「教わって」も「こなして」もないのだ。なのに「教える」側なのだ。ヤバい、これはヤバいよ。後輩の前で醜態は見せられない…僕は崖の淵の上に立たされた気分だった。

今まで1番僕が下の代だったのである程度のミスは許されたかもしれないし、職人を含めたみんなの言葉も優しかったと思う。

評価もそろそろされ始め、容赦ない言葉が更に降りかかるだろう。精神的にはかなりキツくなる。


更に言えばその分仕事量が減る分、上の仕事のフォローにも入る必要がある。五条悟先輩の鉄筋関係なども携わることになるだろう。


五条悟先輩も「後輩を育てるのはお前の仕事だからな、しっかり引き継ぎやらせとけよ。」と釘を刺されたので俺はとんでもない仕事量になるだろう。


ただ人間というのは痛みを伴わなければ成長出来ない。今のこの淵に立たされたのがはっきりと認識できる環境は自分の成長を促すためにはかつてないほどの険しい…そして恵まれた環境である。


恵まれてる理由は周りが助けてくれると思うからだ。もちろんその助けてくれるという甘えありきとかそういう事ではなく、全力をぶつけても邪魔をする人がいない、全力によるミスならば分かっていただけたりフォローしてくれたりする優しい人達だと思う。

前の現場では若干厄介な先輩がいたのでそれに振り回されてストレスがかなり増えたが今回はそういう気を遣う無駄はないと思う。

この1週間あんまり疲れてない理由が実はその先輩説だったのではないかと言うくらいえげつないストレス源だったのだなと離れてから納得した。

その人と仕事で会ったり電話なるだけで心臓がキュッってなるくらいにはストレスやったからな。あ、話逸れた。


自分は弱い人間なのでこういう無理やり地獄みたいな状況に放り出さないと動けないのでありがたいくらいである。

死なない程度に灼かれていこうかと思う。

僕は弱い人間なので死ねないだろう。それはもうとっくに自身で理解しているのだ。ならばぶっ倒れるまで息抜きしながらやり切るしかないだろう。


今は杭工事をしていて初日で既に半分ほど終わっていた。現在は8割ほど終わっている。

僕はコンクリート試験やコンクリ台数の管理、杭を掘る際に出る土砂や汚泥を捨てる安全や環境の管理をして3日で大体慣れた。


初めて携わったので分からない事だらけだったが2年目ということで流れは何となく経験でつかめているので色々仕事は多いものの分からない事が何か分かっている無知の知ってやつ??ちょっと違うけど)ので質問も端的に脳内でまとめられるのでささっと終わらす事ができた。

まあ、帰る時間は大体20時〜21時30分くらいかな。早いか遅いかは分かんない。でも5月からは多分そんな早い時間には帰れないかな。無理。


まあ職人打ち合わせが18時からで所員打ち合わせが18時30分で終わりが19時〜19時30分なのでそれが終わるまで少なくとも帰れないのでそれまでに仕事をこなしたり、最後に工事進捗をまとめたり今後やっとかないといけない業務をやってたらいつの間にか21時前になっている。


着替えて帰ったら22時30分くらいか。そっから飯作ってなんやかんやで23時過ぎ、起きるの5時15分なのでもう6時間切ってる。慢性的な睡眠不足。


これは、前の現場でもおんなじ状況なので慣れてきたかな。嫌な意味で。


まあ、明日から頑張る。

同期も身近におるし弱音とか愚痴も吐けるしなんとかなるか。んにゃー